午後の光が、細くしなやかな、それでいて温かみのある掌の上に落ちる
何か柔らかなものを思い出した気がしていたんだ


貴方を理解しようとすることを私は放棄していたのかもしれないな
と脳の隅に未だに鎮座する灰色の幻影を思い出しながら考える
そうして冷静に考えることの出来るようになった自分の姿を、
我に返り認めながら私は大人になったのだろうと思う
理由を考えることも出来るし後悔も反省もすることが出来る

ここにいるのは5年前とは、違う自分だという
当たり前の事実の中で



ただその掌の上に落ちた光を見て
何か柔らかなものを思い出せそうな気がしていたんだ


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