現出する退廃、損失(通り過ぎる人には見えない)
2008年8月1日どうして傍に居てそんな退廃した顔するんだ
以前はそんな顔しなかっただろう
少なくとも少なくとも
もっとごく自然に笑っていたはずだ
どうして話すのに言葉をそんな選ぶようになった
一つ一つ伺うように折に触れて語彙を確かめるような話し方を
以前はしていたか?
不遜なまでの軽い口調は失せて
ただその無駄な気遣いが余計と私を苛立たせる。
私が隣にいないのは確かなのだから、
そしてその代わりに横に立つ人が居るのだから
ないならないと。
言えばいいのに。
ダイアモンドクレパスを歌った。
その少し後で
「やっぱり●●と俺は友達なんだな」と言った。
私は瞠目した。
曲を知らないであろう事を差し引いても
私がどんな気持ちで唄っていたか
それくらいわかるだろう
わからないのか
『さよならさよなら
自分に 無常に 手を振って
手を振るのは優しさだよね?
今強さがほしい』
どんな心持でどれほどの心持で
憎さにも、熱意にも似た
激情を届けようとしたかそれすらもわからないというのか
悔しさと憎しみで憎しみで今日という日を別れた。
戻らないもの、戻らないもの、
ひとの気持ちの曖昧さ
共有物の損失
それは退廃と倦怠となって現れ
過去に取り巻いていたあの色取り取りの包装紙のような
美しい毎日を解いて無に還していく。
以前はそんな顔しなかっただろう
少なくとも少なくとも
もっとごく自然に笑っていたはずだ
どうして話すのに言葉をそんな選ぶようになった
一つ一つ伺うように折に触れて語彙を確かめるような話し方を
以前はしていたか?
不遜なまでの軽い口調は失せて
ただその無駄な気遣いが余計と私を苛立たせる。
私が隣にいないのは確かなのだから、
そしてその代わりに横に立つ人が居るのだから
ないならないと。
言えばいいのに。
ダイアモンドクレパスを歌った。
その少し後で
「やっぱり●●と俺は友達なんだな」と言った。
私は瞠目した。
曲を知らないであろう事を差し引いても
私がどんな気持ちで唄っていたか
それくらいわかるだろう
わからないのか
『さよならさよなら
自分に 無常に 手を振って
手を振るのは優しさだよね?
今強さがほしい』
どんな心持でどれほどの心持で
憎さにも、熱意にも似た
激情を届けようとしたかそれすらもわからないというのか
悔しさと憎しみで憎しみで今日という日を別れた。
戻らないもの、戻らないもの、
ひとの気持ちの曖昧さ
共有物の損失
それは退廃と倦怠となって現れ
過去に取り巻いていたあの色取り取りの包装紙のような
美しい毎日を解いて無に還していく。
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