ヒューマン

2008年5月14日
恋に焦がれるような女を嫌悪していた中学時代を
思い出して

ああ私も女になったのだなぁと
欲に溺れながら思う

胸が膨らみ、腰が細る身体を
他人とのかかわりで自認していくことで。

「情欲に溺れていたほうがずっと人間らしいさ」
と言う誰かの言葉が耳に張り付いていて
私はソレを自己弁護の材料にしているのだと思い
背徳感の胸板の上で私は目を閉じた。
そうしてそのことを伝えた。

わらっていた。
「じゃあ今とっても人間らしいんだよ」って。


うん、そうだとっても人間らしいんだよ。
だって愛してるんだもの。
肉欲と背徳の中間で。


感情と理性
現状の関係の切りわけができないだけ。







全てが狂っていると思った、でもソレが全部愛しくて仕方なかった、ソレが人間だというのなら全てが全てが全てが狂っていて
鋭利で捩れ曲がりきった優しくて甘くて温くて蕩けるような人間性が何もかも好きだと叫びたいほどに叫びたいほどに叫びたいほどに


胸に生まれてくる伝えたい優しさは、共有したい喜びは抱きしめてあげたい腕は
自己快楽じゃない、寂しさでもない、甘えでもない、欺瞞でもない
感情を濾過してなお残る与えたい、伝えたい、優しい気持ちは何というものだろう。わからない、あまりにも入り混じりすぎていて癒着しすぎて離れることができない。
それらを含んだ全てが人間で人間と呼ぶものなんだろう


ああやっぱり愛しているんだよ

すごく


この上ないほどの万有引力で引かれる魂のように。
この先がどうだとかそんなことはどうでもよくて
ただ今、今この瞬間に愛しているよと夜明けに向かって叫ぶ。

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