ねがい

2005年10月24日
そうなるように
積み木くずしを愛していた私は
秋の終わり
一つの選択肢をえらんだ





もう二度と会わない、と。
会う事を貴方にも自分自身にも許してはいけないと
そう思った。

じわりと染み入る熱を忘れる事は容易ではなく
そうさせることは酷く辛い事ではあったけれども

行き詰まり、不毛さ抱えて、共にあるということは
意図せずしてそれを共有してしまうことと知って
それは正しい事ではない、と
感情を遠く切り離して
一つ選択する事を決めた。

長い夜の終わりにたくさんを
暖かいことも憎むような事も、ひどく胸が冷えるような事も
人知れず微笑んでしまうようなことも、痛みも、うつくしさもたくさん
思い出したけれど
それらがもう返らない事よりも
それらを作り出したことに感謝したいと思って泣いた。

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